一般的に「アガリクス」や「ヒメマツタケ」と呼ばれるキノコの健康食品を安心してご利用いただける環境づくりを行うためアガリクス・ブラゼイ協議会は活動しております。学名は「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」「アガリクス・ブラジリエンシス」、和名は「ヒメマツタケ」「カワリハラタケ」ですが、このホームページ内では「アガリクス」と省略して表現している箇所がございます。
アガリクスに関するよくある質問をQ&A形式で掲載しております。
問1.アガリクスとは何ですか。アガリクスという名称が一般的に知られていますが、アガリクスは、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル(Agaricus blazei Murrill)」「アガリクス・ブラジリエンシス」、和名を「ヒメマツタケ」または「カワリハラタケ」というハラタケ科に属するブラジル原産のキノコです。1965年にブラジルより移入されて以来、人工栽培されるようになった。このキノコを原料としたいわゆる「健康食品」が広く販売され、アガリクスの名称が使用されています。 問2.アガリクスにはどのような成分が含まれていますか。他のキノコに比べてタンパク質が多く、多糖類、ビタミンB1、B2、ナイアシン、B6、ビオチン、パントテン酸、葉酸、アミノ酸、ビタミンD、マグネシウム、カリウムなどの他、ベータグルカンなど豊富な栄養成分が含まれています。ただし成分含量は、菌株、栽培条件や産地によって異なります。 問3.アガリクスを含む製品にはどのようなものがありますかアガリクスの乾燥物や熱水またはエタノールを加えて抽出したものを液状、粉末、顆粒、錠剤等の形状にした製品、菌糸の状態で培養したものを乾燥または抽出し液状にした製品が広く食品として販売されています。 問4.どのタイプの製品が良いのですか?またどれぐらいの量を利用するのが良いですか?どのタイプの製品に一番効果があるかという明確なデータはありません。また最適な摂取量も、利用されるかたの体質や生活習慣などによって変わってきます。大量に飲んだほうが機能性が高まるということはありませんので、ご自身で感じる適切な量をご利用いただくことが良いと考えております。 問5.アガリクスにはどのような機能性が確認されているのですか?アガリクスは数多くの細胞試験や動物試験で抗腫瘍活性が確認されています。あくまで細胞試験や動物試験の結果ですので、ヒトにも同じ機能性が期待できる可能性はありますが、ヒトに対しては研究途中段階ですので、現在明確な機能性は表現・表記できません。ヒトにおける臨床試験も少数ながら発表され始め、QOL(生活の質)を改善する論文発表が出ています。 問6.現在アガリクスの研究はどのようなことが行われているのですか? アガリクスについては厚生労働省がん研究助成金プロジェクトで安全性と機能性の研究や、海外ではNCI(米国国立がん研究所)で研究予算が20億円もかけられて進められています。2007年にはヒトにおける臨床試験の結果がOxford JournalsのeCAMという学術誌で論文発表されました。この他にも現在多数の研究についての取り組みが行われております。 問7.過去にアガリクスを飲むと癌になるというニュースを見ましたが、本当はどうなのですか? アガリクスを飲用すると癌になるということはありません。 問8.どんなアガリクスでも絶対安全なのですか? アガリクスは生産環境・製造環境・流通経路により大きく品質が異なります。 問9.アガリクスでどのような問題が発生したことがありますか?厚生労働省よりアガリクスを含む製品による健康被害が明らかとなった事例が報告されたことはありませんが、肝障害の疑い等の事例が報道されたことや、肺炎や肝障害等の複数の事例が学術雑誌等に掲載されています。ただし、その症例報告も様々な薬品や健康食品と一緒にアガリクスを利用していたことから、原因がアガリクスによるものと因果関係は証明されていません。 問10.もし、アガリクスを含む製品を摂取し、健康被害があった場合にはどうしたら良いですか。体調に問題がある場合には、その製品の摂取を中止し、医療機関にご相談ください。また、健康食品等による健康被害に関する情報は、最寄りの保健所で受け付けておりますので、ご相談ください。 (全国保健所一覧:http://idsc.nih.go.jp/hcl/index.html) |